レアル・マドリード、世界一要求水準のクラブ

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現在の第二次政権も似たようなもので、ロナウドと丸かぶりするベイルを史上最高額で手に入れ、イスコや当時在籍していたディマリアと重なるハメス・ロドリゲスもゲットしました。

そのときに最高の選手を手に入れるから、後は現場で最高の結果を出せというのがレアルのやり方なのです。

最高の素材を生かす手腕が監督には求められていて、逆にいえば監督の意向はあまり考慮されていない。

監督のアイデアではなく、素材優先なので監督のカラーは出にくい。大きな成功を収めても、監督の功績よりも選手の能力のおかげという評価になります。

レアルで成功した監督の典型が、銀河系時代を率いたビセンテ・デルボスケです。ラ・デスマ(CL10度目の優勝)を達成したカルロ・アンチェロッティも調整型でした。

世界最高クラスの選手たちを気持ちよくプレイさせられれば半ば成功とはいえ、個性の強いメンバーを1つにまとめる求心力は必須です。選手のブライドを傷つけるような態度は厳禁ですが、それなりの威厳もなければならない。

共通の課題は、いかに守備を構築するか。ベニテスのように普通にバランスを追求するとまず失敗します。優勝してもペッロのようにお役ご免となって2年目はない。

勝つのは当たり前で、攻撃的に華々しく勝たなければダメ。世界一要求水準の高いクラブなのです。攻撃過多、アンバランスを許容を構築するしかない。

アンチェロッティの元で学んだジダンは、レアルにあった調整型の監督のようですが、やはり守備の構築という歴代監督と同じ課題に向き合わなければならないはずです。

もう1つ、レアルの監督には大きな難題があります。会長やフロントの意向に逆らえないということです。相当な無理難題でも飲まなければならない。世界一格好良く勝てという要求が既に厳しいわけですが、選手起用や補強についても口を挟んでいきます。

直接、あるいはメデイアを通じての理不尽な介入は覚悟しなければならない。その条件の元に、最高の結果を指すのがレアルの監督としての義務です。ディステファノはレアルの監督を2度やっているが、どちらも1シーズン限りでした。ジダンといえども、与えられる時間はそれほど長くはないだろう。

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